ベア君との(一方的な)会話

ひとりでお留守番していることの多いベア君は、よく、悲しい顔をしています。

こんな時、おばちゃまは話しかけます。

 

「ベア君は、世の中に一人ぼっちだと思っているでしょ。でも、おばちゃまは、ベア君が可愛いと思う。大好きよ。

ひとりでも、可愛いと思ってくれている人がいたら幸せよ。

 

それに、いろんなところに連れて行ってあげた時、いろんな人が、目を細めて、ベア君のことを可愛いと言ってくれたでしょう。ベア君は一人じゃないのよ。また、いろんなところに連れて行ってあげるからね。」

 

ベア君は納得したのでしょうか?

黙って、おばちゃまを見つめています。