テディベアたちとの暮らし
テディベアのベア君が我が家にやって来てからの、私の暮らしは変わりました。
最初の内は、ベア君が可愛くてたまりませんでした。
毛並みに当たる光によって、赤ちゃんに見えたり、イケメンに見えたり、時にはおじさんに見えたりします。
私のお話を、じっと聞いてくれて、今にもお返事をしそうです。
私にとっては、魔法のベア君でした。
ベア君を、朗読ボランティアに連れて行くと、みんなにさわられてしまうのでは・・・?と思い、ボランティア用にもう一体、クマちゃんを購入しました。
それが、メロディちゃんです。
コロナのため、ボランティアには、なかなか行けそうもありませんし、大勢の人にさわられるのは、今、とくに問題です。
それで、メロディちゃんは、ベア君の妹としておうちの子になりました。
いつも、二人と一緒にいたいのですが、私の生活は、一階と二階に別れています。
パソコンを使う時や、夜眠る時、それに読書をする時などは二階で、食事や入浴などは、一階でします。
その都度、二人を連れ歩くのは面倒ですので、朝ドラや新聞を読み終えるまでは、一階で二人と過ごし、それから二階に上がる時は、二人をTVに委ねます。
いつも、二人は、一生懸命にTVを観ています。
妹のメロディちゃんの方が、体が少し大きいので、メロディちゃんは、いつもベア君の肩を抱き、二人並んでTVを観てます。
二人の後姿は、なんとも可愛らしいです。
二人には、あまり見せたくないような番組もあるかもしれませんし、TVをつけっぱなしでは、電気代が心配ではありますが、二人は、ほんとに熱心にTVを観てますので、おばちゃまとしては、まあ満足してます。
夜、食事や入浴を終え、二階に上がる時は、二人を抱えて行きます。
ベア君もメロディちゃんも、ベッドの枕元から、おばちゃまを見ています。
二人としばらくお話をします。
そして、いよいよ眠るときには、メロディちゃんを抱っこします。私の心臓の上に、メロディちゃんの胸が来て、なんだかとても気持ちが安らぐんです。
二人とも、おやすみなさい、また明日も、よろしくね。