「ケイティ物語」,のことなど

 中学のころだったかと思う、父の書棚に「ケーティ物語」というあまり厚くない本を見つけた。作者名は、”クーリッジ”だ。
ケーティという名前のお転婆娘の成長物語といってもいいかと思う。結構面白かった。不慮の事故で体が不自由になった活発な少女、ケーティが、一家のまとめ役となり、やがて、回復していくというお話だった。
 「若草物語」をちょっと連想させる、そのお話の作者は、あとになって分かったが、「若草物語」の著者、オルコットと同じく、アメリカの女性で、生きた時代もあまり離れていないようだ。”少女小説”といってもいいかと思う。
なぜ、このような本が、父の書棚にあるのだろう?