大人の漫画

 最近は、よく漫画を読みます。

昨日読んだのは、「JIN−仁ー」1〜3(村上もとか作)です。
TVドラマ放映時に評判になってまして、友人から、いいドラマだと聞いていました。
原作の漫画の主人公は、やや中年ぽい男性のお医者様ですが、TVでは、若い俳優さんが演じていらしたようです。
ひたむきで、ぐいぐい突き進む、主人公には共感しました。
現代の医学を身に着けた現代の医者が、なぜか、江戸時代に移動してしまい、苦労しながら、江戸時代の人々に徐々に受け入れられていく様子が面白いし、すっとします。

また、ついこの間は、「蠢太郎(JUNTAROU)(偶然ですが、これも、「仁」の作者 村上もとか作)」を読みました。
これは、以前から、電車の中釣り広告を見て、興味を持っていました。
帯のうたい文句を引用します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
激動の明治。歌舞伎役者を父に持つ天性の女形・中村蠢太郎(じゅんたろう)。
蠢太郎親子の命を狙う者たち、護る者たち・・・
謎に包まれた蠢太郎の出生。
宿命を背負いつつ、蠢太郎は今日も、華麗に舞台で舞う。
巨匠・村上もとかが描く本格歴史ロマン。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
村上もとかさんが、巨匠かどうか分かりませんが、売れてるようです。
また、「砂の器」や、「沢村田之助」など、いろいろな作品を参考にしていらしゃるみたいです。

「JIN」も、「蠢太郎」も、引き込まれます。
しばし、現実を忘れてしまいます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それから、「乙嫁語り(おとよめがたり)」(森薫作)1〜3も読みました。
これは、19世紀の中央アジアが舞台になっています。
今まで、あまり日本に知られていなかった国で、漫画になどなっていなかったわけなので、面白いです。
風俗、風習、そして、女性の地位や生活など・・・

上記の三冊みたいなのを、今、”大人の漫画”と呼んでいるみたいです。