学者は学者

 昨夜、私の住む市の図書館で講演会がありました。
タイトルは「源氏物語の時代の家族と女性」
講師は、服藤(ふくとう)早苗(さなえ)さんという女性で、某大学の名誉教授だそうです。
時間が来て登場された女性は、可愛い方なので、あらっと思いました。
お話を聴いていくうちに、その方が私と同じ年齢だと分かり、また、あらっです。

名誉教授なんていうので、もっとお年の方だと思っていました。
でも、考えてみると、私たちの年代は、もう、そんな年齢かもしれないです。
感無量です。

彼女は、文学を研究しているわけではなく、日本古代史、家族史、女性史、女性学を専攻する学者です。
源氏物語」をタイトルにした方が人が集まるとの助言を入れて、このようなタイトルにされたそうです。
本当に、たくさんの方が集まりました。
それに先生の話は、ほんとに面白かったです。
今までの研究家は男性の方が多く、ほんとのことはわかってなかったみたいです。

先生のお話を聴いていて、「餅は餅屋」という言葉を思い出しました。
学者気取りだった自分が恥ずかしくなります。
私の知識は、すべてにおいて、浅く、広くだと思い知りました。
私の仕事に関しては、それでいいのでしょう。
生徒さんたちに、広い本の世界を案内してあげれば。

また、先生の髪を観ておやっ!です。
真っ黒です。
白髪がありません。
私と同じ年齢なのに。

でも、うれしくなりました。
私も、白髪が少ないために、染めているのかと、よく訊かれます。
それから先生の頭のてっぺんを観て、またうれしくなりました。
薄毛が少し目立ちます。
でも、そのままにしていらっしゃいます。
あ〜、そのままでいいんだと、共感しました。

偉い方なのに、上記のようなことばかり書いてごめんなさい。
講演は、身近な話で、とても面白かったです。
最後に先生は、韓流ドラマの「善徳女王」がとても面白いといってらっしゃいました。
レンタルで借りて、観てみます。

先生のご本を少し紹介しますね。
「平安朝の母と子―貴族と庶民の家族生活史」
「平安朝の女と男―貴族と庶民の性と愛」
「平安朝に老いを学ぶ」    etc

夜の講演会でしたが、少しも眠くなりませんでした。
ただ、2時間の講義で、休憩なしというのは、少しきつかったです。
1時間くらいのところで、休憩をとっていただきたかったと思います。
これからも、このような楽しい講演会を期待しています。