せんさく好きでおしゃべり・・・そして、かわいそうな人

世間におしゃべりの人は多い。
せんさく好きで、なんでも訊き出そうとする。
聴いたことを、世間に広める。
親友の秘密すら、別の人に話してしまう。
他人の不幸は蜜の味。
こういう人は苦手だ。
だけど、どこにでもいる。

不思議なことに、この種の人たちは、上記のような性格を、決して欠点だとは思っていない。
平気だ。
そして、知人や友人たちと仲良く過ごしている。
気が利くので、職場でも重宝されることが多い。

私が、あまり嫌いにならない、せんさく好きで、噂話好きな人は、「赤毛のアン」に登場するレイチェル・リンドさんくらいかもしれない。

おしゃべり族には、薄っぺらで、あまり頭の良くない人が多いように思う。
こういう性格を持っていて、頭の良い人は、悲惨だ。
自分の性格は、良くないと分かっているからだ。
治したいと思っている。
だが、だめだ、できない。
DNAに刻印されているのだから。

だから、頭がいいおしゃべりな人は苦悩することになる。

一人、そういう知人がいる。
すごく頭がいい。
才能あふれる人だ。
そして、自分の大きな欠点を、ちゃんと分かっている。
そういう話をしたことがある。
彼女は、かわいそうな人といえるのではないだろうか。