私を語る

私は〇〇才、仕事は自営業(自由業)。数年前から、続々と、親しい人たちが旅立ち、その人たちや昔のことを、思い出すことが多くなった。そこで、心の中のタイムマシンで過去に戻り、思い出を書き留めておこうかと考えた。年代順ではなくても、思い出す都度、私の人生の折々のエピソードを書いておくと、あとで、それを並べれば、自分史になるのではないか。
そのため、エッセイ教室を探していたら、たまたま、予定が入っていない木曜にクラスがあった。先生には失礼な言い方だが、それで、この教室に入ったわけだ。
この文章が果たして「私を語る」というテーマにふさわしい内容になっているかどうか分からないが、この文を教室の第一回の課題文として提出したいと思う。先生、どうか、これからよろしくお願いいたします。
ここまで書いて、408字だそうだ。制限字数は800字なのに、あまりに短い。どうしようかと思っていたら、今朝の新聞の多摩マリオンに、美輪明宏さんのコンサートのお知らせを見つけた。よし、これを書こう。
「ロマンティック音楽会」ということで、そのキャッチコピーに曰く。
「ロマンティック」とは、「心のビタミン」ともいうべきもの。楽しく、優しく、癒し、励まし、勇気づけ、活力源となるひと時を届ける音楽会。
これは、本当のことを言っていると思う。私も、数年前までは、疲れた時や落ち込んだ時に、アルフレッド・ハウゼのコンチネンタルタンゴを聴いていた。そうすると、元気が出てくるような気がしたものだ。
だが、ここ数年は、潤いのない日常で、音楽を聴きたいとも思わなくなっている。美輪明宏さんは、食わず嫌いではあるが、あまり好きではないので、コンサートには行かないつもりだが、あ〜、コンチネンタル・タンゴ・・・聴いてみるか、と思い立ったものの、そのCDは、あの大震災以来、書棚や机上から落ちた本やCDの下敷きになっていて、めまい持ちの私は、捜索に行けないでいるのだ。制限字数をオーバーしてしまった。すみません、先生。