森茉莉さんのお墓

今日、午前中に、調べ物があって、電車とバスを乗り継いで、三鷹図書館まで行ってきました。
順調に、調べものが済んだあと、久しぶりに、禅林寺に行ってみようと思い立ちました。
禅林寺には、太宰治のお墓と、森家のお墓があります。
あの森鴎外の一家です。
お寺の墓地の入り口の掲示板に、永井荷風直筆の、鴎外の詩「沙羅の木」のコピーが貼りだしてあり、一枚三百円と書いてありました。
ちょうど、この詩を読みたいと思っていたところです。
事務所で買おうと思いました。
森家の墓所に行ったところ、茉莉さんのお墓が見当たりません。
私は、鴎外の愛娘、茉莉さんのファンなのです。
墓所の隅に、「森家の墓」と書かれた墓石があり、もしかしたら、これが・・・とは思いましたが、はっきりしません。
お寺の事務所に行って、尋ねましたが、「当方には分かりません」との答えです。
それから、永井荷風筆の「沙羅の木」のコピーがほしいと言いますと、今、品切れとのことです。
頭に来ました。
運の悪い日です。
帰ってから、検索しますと、やはり、森茉莉さんのお墓は、あの「森家の墓」だそうです。
また、「沙羅の木」の方も、検索したら、出てきました。
あいにく、今、印刷機が故障していますが、短い詩ですので、書き写せます。
太宰治のお墓にも手を合わせてきました。
はるかな昔、父と一緒に、お参りしたとき、父が、ここのお墓の沈丁花をちょっとだけ折り取って、持ち帰り、我が家の庭に植えました。
それから、長い間、沈丁花の匂いを楽しむことができました。
もう、時効だと思いますので、カミングアウトいたします。