しわ寄る海は・・・

先日、ふと思い出しました。
子供のころ母が私に「詩を読む若き人たちのために」という本を買ってくれました。
その中に、ある詩の一節が紹介してありました。
「しわ寄る海は足元にはい寄る」
という表現です。
波打ち際の波を、しわにたとえたもので、面白いな、と思いました。
この本の作者は、セシル・デイ・ルイスというイギリスの詩人で、桂冠詩人という偉い人なのだそうです。
ニコラス・ブレイクという名前でミステリも書いています。
野獣死すべし」という作品を読みました。
また、この人の息子さんだと思いますが、ダニエル・デイ・ルイスという俳優さんがいます。
私は、詩はあまり得意ではなく、教室のテキストとして使った詩は数えるほどしかありません。
でも、この本の中の、この表現だけは、覚えています。