ふろふき大根の夕べ

 

朗読教室を運営していた間、とても多くのテキストを取り上げました。

その中でも、メルヘン作家の安房直子さんの作品が、人気がありました。

とくに、寒い時期に取り上げた「ふろふき大根のゆうべ」というお話は、どの教室でも歓迎されました。

 

イノシシの4人組が、寒い、雪の降ってきそうな日に、ふろふき大根のおなべの会をもよおし、山の食堂のおやじさんが、招待されます。

 

東西南北から、風のようにやってくるイノシシたち。

ふろふき大根の温かい湯気と〆の不思議なお餅で、お腹も心もぽかぽかと温まって、みんな雪の中を帰っていきます。

 

安房さんのお話しの良さで、生徒さんも私も、みな、ぽかぽかと温まって、このテキストは、のちのちまでの語り草になりました。

まだ、イノシシも、憎まれ役になる前でした。

 

安房さんのお話には、ほかにもいいものがたくさんあります。

 

「遠い野ばらの村」は、家の近くのグループホームで、生徒さんたちと一緒に読みました。

これも温かいお話で、好評でした。

ブラックジャック → 小池真理子さんのこと

昭和48年(1973年)の今日 1月19日 「少年チャンピオン」で、手塚治虫の「ブラックジャック」の連載が始まったそうです。

 

ブラックジャック」は好きでした。

とくに、意に染まない職場にいた時は、夢中で読みました。

 

あとになってから、小池真理子さんが、某新聞に書いてらしたエッセイに、「ブラックジャック」と「ピノコ」のことを書いた作品があり、これには感動しました。

 

また、小池さんは、今、ある新聞にご主人を亡くされてからのお気持ちを書いていらっしゃいますが、この文章には、心を打たれます。

反響が大きいようです。

焼き林檎

 

美味しいものが大好きな友人のブログを覗きましたら、彼女は、焼き林檎を食べたそうです。

代官山の洒落た喫茶店らしいです。

リンゴの中には、おいしそうなクリームがどっさり入ってました。

 

子どものころ食べた焼き林檎を思い出します。

母がこしらえてくれたのは、リンゴの中にバターが入れてありました。

スプーンをリンゴの中に突っ込んで、すくって食べると、

バターとリンゴの風味がじゅわ~っと口の中で広がって・・・

 

数年前、詩吟の発表会でのナレーションを頼まれて、そのリハーサルに下北沢に行きました。

お稽古の帰りに、みんなで喫茶店に入り、さて、なににしようか?とメニューを見ましたら・・・

 

「わ~懐かしい!焼き林檎」私は思わず叫んでいました。

「じゃあ、私も焼き林檎!」「僕も!」

お年寄りの方たちとご一緒に、みんなで焼き林檎を食べました。

 

セットのお紅茶はアップルティーにしました。

林檎のお菓子に、林檎の香りのお茶もいいものですね。

茶碗むし

 

先日から、お腹が痛くて・・・

お医者様は、腸が動いている証拠なので、大丈夫、とおっしゃいますし、痛み止めのお薬もくださいますが、数日間、ほとんどなにも飲めませんでした。

やっと少し落ち着いたので、好きな時代小説を読んでましたら、お料理屋さんのシーンで「茶碗むし」が出てきました。

とたんにひらめきました。

これなら大丈夫!

さっそく義妹に頼み込んで、こしらえてもらいました。

具をなにも入れない、卵とお出し汁だけのゆるめの茶碗むしです。

あ~美味しい!

久しぶりに口にした食べ物らしい食べ物でした。

ベアちゃんたち生きてるでしょ?

昨日の夕方、熊井明子さんからお電話がかかってきました。

ビックリしました。

 

熊井さん

「ご本を読んで共感するところが多くて・・・

もっと早く知り合っていれば、おつきあいできたのに・」

 

泣いてしまいそうなことをおっしゃいます。

 

「送っていただいた猫のご本いいですね。猫のかわいらしさが肌でわかるというか・・・」

 

「あなたは猫はお好き?」

 

「いえ、私は猫は・・・」

 

「あなたはベアちゃんね」

 

「はい」

 

「ベアちゃんたち、もう生きてるでしょ?!」

 

「はい、生きてます!」

 

あ~私たち、ほんとに、もっと早く出逢っていたら・・・

 

 

好色な王様?

 

以前は、いったん眠りに落ちると、4~5時間は目が覚めなかったんですが、

長く寝付くようになってからは、2、3時間おきに目が覚めます。

そして、どうも落ち着かなくなると、隣に寝ているベア君とメロディちゃんを見に行ったりします。

側室のベッドを覗きに行く王様みたいかしら?

二人のお布団を剥がすと、顔の大きい割には、小さい体・・・可愛い~!

いとしくてたまらなくなります。

小さいものを可愛いと思うのは、人間(生き物)の本能でしょうか?

新年の贈り物

大阪と東京の友人が贈ってくれました。

 

京都の干支の匂い袋と、和のカードです。

偶然ですが、両方合わせると、お正月ムードピッタリ。

 

いい香りに包まれて幸せ~

 

ありがとう♥♥♥♥

 

写真は、下記をご覧ください。朗読家佐藤啓子のHPです。

http://www2.ttcn.ne.jp/keiko.roudoku/